まるで美容液
発表会では、化粧品事業本部・化粧品商品企画部の西口翔子氏が登壇し、リニューアルの概要を説明した。
冒頭、西口氏はファンケルのベースメークの歴史について、「当社のベースメークは、1984年9月に誕生した。1993年に無添加メークシリーズが登場し、1997年には少量の合成色素を使用したシリーズをリリース。2003年に無添加メークのみの展開に統合した」と振り返った。
今回のリニューアル製品は、「2年かけて研究・開発を行い、新成分や新処方でリニューアルを行った自信作だ。肌が不調な時でも美しい仕上がりと持続性をかなえる、まるで美容液のようなベースメークに生まれ変わった」(西口氏)としている。
ベースメーク市場のトレンドやニーズに対応しつつ、これまでの無添加化粧品研究で培ってきた、従来の肌に負担をかけないスキンケア機能を向上させたという。
加えて、(1)美肌に見せる(2)肌を守る(3)土台を整える(4)持続させる─という四つの新機能を搭載したそうだ。
全6品23種を刷新
続いて化粧品商品企画部の浅田愛氏が登壇し、製品の紹介を行った。
製品リニューアルの背景としては、「『肌の調子』についてお客さま調査を行ったところ、『肌の調子の悪さを多く感じるのが、メーク時である』という声があると分かった。ベースメークでも肌の調子を整え、肌が不調な時でも美しい仕上がりをかなえることが重要であると考え、新製品の開発を行った」(浅田氏)と言う。
製品コンセプトは「360。(度)透明感パウダーで、光を味方に。全方位いつでも美しく見せる、光補正の美容液ベースメイク」だ。
共有成分として、美肌に見せる「360。透明感パウダー」を配合し、肌を守る「スキンプロテクトフィルター」を採用した。メーク下地共通の特長として、土台を整える「ラスティングプライマー処方」と「肌ケア成分」を採用。ファンデーション共通の特長としては、仕上がりを持続させるための「美肌色キープパウダーα」を配合したという。
「ベースメイク」シリーズのメーク下地2品、ファンデーション・ケース4品と、全6品目・23品種をリニューアル発売する。通販や直営店舗で展開するとしている。