SGホールディングスは9月1日から、百貨店・大規模小売店向け納品代行や館内物流を手掛ける子会社、ワールドサプライ(本社東京都)が、AI顔認証システムを活用した実証実験を千葉県内の大型商業施設で開始したと発表した。
顔認証技術のナブラワークス(本社東京都)のシステムを導入して約1カ月実施する。
地下の搬入口など照明環境が整っていない場所でも個人を特定。マスク着用や複数人が同時に映り込む状況でも認識できるという。初回登録だけでハンズフリー入退館を可能にし、施設の省人化やセキュリティー強化、ドライバーの負担軽減を図っていく。
搬入口では紙台帳やICカードによるアナログ管理が多く、本人確認の不確実性や受付混雑によるドライバーの待機時間が課題となっている。