サプリメント「Lypo-C(リポシー)」を展開するスピック(本社神奈川県、芝田崇行社長)は、2025年3月期の売上高が、前期比6%増の58億円だったことを明らかにした。主力ブランドである「Lypo-C」が、売上高の約8割を占め好調な成長をけん引したとしている。同ブランドのEC売り上げは、全社売り上げの半分以上を占めているという。
同社の「Lypo-C」は、高い吸収率と安全性が評価され、美容意識の高い層に口コミで広がっている。
ECのほかに、クリニックやサロンなどへの卸販売も展開している。5月末時点で、全国3100カ所の、クリニックやサロン、スポーツジムが「Lypo-C」を販売しており、販売店数は毎月拡大しているという。
同社では、クリニックやサロンなどの対面販売チャネルを、「BtoBチャネル」と位置付けている。専門家が利用者の体感や体質の改善に合わせてサプリメントを推奨できる事業所を、今後も開拓していく予定だ。
10月6日には、「Lypo-C」ブランドとして初めて本格的に、化粧品を発売する。リポソーム化して吸収率を高めたビタミンC配合の美容液となっており、体感性が非常に高いとしている。
まずは、自社ECサイトで1週間分のトライアルセットを提案していくという。価格は税込1万2320円となっている。発売前から、美容系のメディアやインフルエンサーなどに対して徐々に情報を解禁しており、発売までに商品に対する期待感と熱量を高めていく戦略だ。
スピックとしては、2026年3月期の売上高として、70億円を計画しているという。
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