本紙調査をもとに集計したネットワークビジネス(NB)主宰企業121社の合計売上高は6032億3400万円だった。前年と比較可能な39社の売上高から算出した実質成長率は、1.8%のマイナス成長となった。(ネットワークビジネス売上高ランキングTOP50は記事の最後に)
業界首位は日アムウェイが堅持したが、前期比4.6%の減収だった。上位企業では、3位のノエビアが2.9%減の345億9100万円、4位フォーデイズが2.6%減の316億9700万円だった。
年商100億円を超える大手企業で増収だったのは、ベルセレージュ本社、グラント・イーワンズ、ナチュラリープラス、ニナファームジャポンの4社だった。
増収率ではユニシティジャパンが首位。2022年12月期の売上高は前期比40.0%増と大きく増収した。コロナ禍で活動が制限された中でも「できること」を継続したことが実を結んだという。本社の銀座移転や大阪DSCオープン、ニセコのパークハイアットを借り上げて研修するなど、積極的な取り組みが奏功したとしている。
増収率3位のサンテックビオズは28.0%の増収。オンラインでのビジネス環境を充実化させたことにより、全国で愛用者を獲得して、会員のタイトル獲得も進んだ。
中堅企業を中心に、大きく増収した企業がある一方で、ランキング上位企業での減収が目立ったことが、NB業界全体の成長率にも影響しているようだ。
【ネットワークビジネス売上高ランキング2023 TOP50】
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