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2024.01.11

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【新春インタビュー】サンベール 濱松治代表取締役社長「サロンの展開で地域に根差す」


ムコ多糖タンパク質を原料とした化粧品・健康食品をネットワークビジネス(NB)で販売するサンベールは、23年3月期の売上高が横ばいで推移した。8月の月間売り上げが過去最高を更新した一方、10月から値上げに踏み切った影響を受け、注文数が減少。年間の売り上げは前期と同水準になるとみている。現在注力しているのはサロン展開で、2024年3月には、3カ所目のサロン開設を予定している。会員のビジネス拠点を作り、地域に根差して商品を展開する。



─2023年を振り返ってどうか。
年間の売り上げでは、昨年とほぼ同じ水準で着地する見込みだ。8月には、過去最高の月間売り上げを記録し、好調だった。コロナ禍で延期が続いていた米国・ハワイへのインセンティブについて、条件の設定期間を延長したのが奏功した。コスト高の影響を受けて10月からの値上げを発表すると、愛用者による駆け込み需要があった。10月以降は、その反動があり、年間を通すと同水準に落ち着いた。

─2023年施行の法改正の影響は。
インボイス制度には、スムーズに対応できた。非登録者には報酬から消費税額分を控除する方針で進めているが、会員からの反発はほとんどなかった。毎月開催している会員ミーティングで、早くから会員に説明し、レターの中で分かりやすく図示した結果、理解を得ることができたと思う。

契約書面の電子化は、要件のハードルが高いため見送り、従来通り紙の書面交付を行うことにしている。

─アフターコロナで変化はあったか。
大きく変わった。月例のミーティングやイベントがリアル開催に戻り、会員の活動は活発化している。

海外へのインセンティブ旅行にも行けるようになった。11月にハワイに行った際には「次も行きたい」と話す会員が多く、モチベーションが高まった。12月のミーティングでは2024年秋の行先を発表、会員は条件達成に向けて励んでいる。

─2024年に取り組むことは。
当社では現在、サロン展開に注力しており、3月に3カ所目の開設を予定している。地域に根差して製品展開を進めていくためだ。

「メゾンダムール」は、その周辺地域で活動する会員の拠点となるサロン。現在、山梨県と山口県の2カ所に開設している。会員にとって、ビジネス活動の拠点があることは安心感につながるだろう。現地の人に対しては、サンベールが地域に密着している会社であることを訴求していきたい。




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