クラダシ、冷凍宅配食ブランドを始動 おいしさと専門医による健康を両立

ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi（クラダシ）」を運営するクラダシは9月1日、冷凍宅配食ブランドを新設した。シェフによる料理のおいしさと専門医監修による健康を両立したメニューを提供する。2024年6月に事業買収した「Dr.つるかめキッチン」で培った冷凍宅配弁当の知見を活用し、ブランドの規模拡大を図る。

「KITCHEN Chef ＆Doctor（KITCHEN C＆D）」は全コース1食842円で提供する。糖質、塩分、タンパク質など、自身の健康で気になる点に合わせて好みのメニューを選べる。食数や配送頻度も選択できるため、ライフスタイルに合わせて続けられる仕組みになっている。


▲メニュー


▲メニュー

▲利用方法


▲商品の特徴


▲医師 鈴木邦彦氏

「KITCHEN C＆D」は、従来の「シニア・療養者向け」の「治療食」領域から、「30～40代の健康意識層向け」の「予防食」という新たな領域を開拓していく。これにより、これまで市場としてもカバーしきれていなかった「健康意識は高いが時間がない層」の潜在的なニーズに応えていく。


▲冷凍宅配弁当市場におけるKITCHEN C&Dのポジショニング

クラダシは今年8月、日本郵便と資本業務提携も締結しており、新たな冷凍宅配食ブランドを共創していくことも発表していた。

クラダシの河村晃平社長CEOは、「今回の『KITCHEN C＆D』は日本郵便との提携によるものではない。当社としても、『Dr.つるかめキッチン』『KITCHEN C＆D』を通じて、よりサービスの質も上げて、需要の高い領域のサービスを開拓して、日本郵便と新たな健康を軸にした冷凍宅配食ブランドを立ち上げていきたい」と話す。