消費者庁は19日、味の素とイングリウッドの2社が共同で販売した冷凍宅配食「あえて、」を巡り、景品表示法違反の疑いで申請された確約計画について、これを認定した。両社は、商品を無償提供する代わりに消費者にSNS「Instagram」への投稿を依頼し、その内容を販売サイト上に「投稿レビュー」として掲載していた。消費者庁はこれをステルスマーケティングに該当する疑いがあるとして、8月に確約手続きに付す通知を出していた。
2社が提出した確約計画には、同様の行為を再発しないことを取締役会で決議し、消費者への周知徹底を図ること、再発防止策を講じること、実施状況を報告することなどが盛り込まれた。
消費者庁は、確約計画の内容が十分かつ確実に実行されると判断し、認定した。ただし、今回の認定は両社の行為が直ちに同法違反と確定したものではないとしている。
両社は今後、計画に基づき措置を進め、消費者庁に報告することになる。庁は「ステルスマーケティングへの対応を徹底する」としており、事業者の広告手法に対する監視を強める構えである。
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