食品宅配は全般的に配送員の確保が難しくなっている。そのため、ウェブやテレビなどを活用して顧客接点を確保しつつ、営業専門部署を設けるなど試行錯誤を続けている。
減収減益だったワタミは、BSのテレビ通販などでお試しプランを訴求して新規開拓を図ったり、新商品を投入するなどして顧客単価の向上を狙ったが、第1四半期の段階では成果が表れていないもようだ。
生鮮系宅配では、らでぃっしゅぼーやは増収増益と好調だ。純第2四半期では、ドリンクキャンペーンの実施や人気の制覇シリーズなど「おいしい定期便」の提供を予定する。
ミールキットを販売する企業は時短ニーズを捉えて業績は堅調だ。オーシャンシステムは増収決算だった。ショクブンは、主力商品のメニューの一部を約8~9%を値上げした。サービスや品質の向上を図ると同時に、社員の働きやすい環境構築を目指すことで人材確保に努めた。