営業利益は前期比17.2%減の4億5600万円、経常利益は同19.7%減の4億5300万円だった。原料費や配送費などのコスト上昇の影響を受けたことに加え、ウェルネス事業において、海外展開の先行投資を実行したことが要因だとしている。
ウェルネス事業が減収減益となった要因としては、(1)テレビショッピング向けのサプリメント類の卸販売が伸び悩んだ(2)ECモールの競争激化により、外部仕入れ商品の販売が低迷した(3)越境EC事業の拡大に伴い、商品発送費、手数料などが増加した─を挙げた。一方、「ルイボスティー」や「まるごとさんかく茶」の売り上げは回復し、前期を上回ったという。
ロジスティクス事業の売上高は、前期比1.3%増の9億2700万円と、2024年7月期に続き、増収となった。袋井センター、掛川センターはほぼ満床で、名古屋センターの稼働率が改善したことが要因だとしている。
中期経営計画では、2028年7月期の目標売上高として131億円を掲げた。「機能性表示食品を中心に、お茶の売り上げが回復傾向にある。ウェルネス事業の商品戦略としては、『ヘルシーボ』『CHA+OCO』『メタボメ茶ハレ』といった商品の打ち出しを強化していく」(西上節也社長)と言う。
「ブランディング戦略としては、テレビCMや地元FM局の人気番組とのタイアップ企画などを通じた、知名度向上を図る。吸収合併した子会社のリソースを活用し、独自性の高いギフト商品の開発にも注力していく」(同)と話していた。