気候変動の影響を受けて不調なブランドもあったが、EC売上高が全体業績の拡大をけん引した。2026年6-8月期(純第2四半期)におけるEC売上高は同11.6%増で、国内事業におけるEC比率は28.3%、自社EC比率は14.7%だった。
「and ST」へ外部企業が出店するオープン化(モール型ビジネス)においては、取り扱いブランド数と流通総額が想定以上に伸長したという。「and ST」のGMVの内訳は、自社グループ販売が90.6%に当たる202億円(同6.6%増)、グループ外販売が9.4%に当たる21億円(同489.9%増)となった。
ECと実店舗の共通ポイント制度である「and ST会員」数は前期末比100万人増の2070万人に伸長し、アクティブ会員数は760万人となった。
「4月に開設した原宿のOMO型店舗が好調で、目標の年間100万人を達成できそうだ。オープン化に興味を持っている企業も多い」(木村治社長)と話した。