アンドエスティホールディングス、2026年3-8月期 売上3.6％増 外部参加増えオープン化好調

アンドエスティホールディングスの2026年3-8月期（中間期）における売上高は、前年同期比3.6％増の1493億4500万円だった。オープン化を進める「and ST」プラットフォーム事業の売上高は66億円で、外部ブランドの参加が順調だという。自社ECサイト「and ST」の流通総額（GMV）は同15.5％増の223億円だった。

気候変動の影響を受けて不調なブランドもあったが、EC売上高が全体業績の拡大をけん引した。2026年6-8月期（純第2四半期）におけるEC売上高は同11.6％増で、国内事業におけるEC比率は28.3％、自社EC比率は14.7％だった。

「and ST」へ外部企業が出店するオープン化（モール型ビジネス）においては、取り扱いブランド数と流通総額が想定以上に伸長したという。「and ST」のGMVの内訳は、自社グループ販売が90.6％に当たる202億円（同6.6％増）、グループ外販売が9.4％に当たる21億円（同489.9％増）となった。

ECと実店舗の共通ポイント制度である「and ST会員」数は前期末比100万人増の2070万人に伸長し、アクティブ会員数は760万人となった。

「4月に開設した原宿のOMO型店舗が好調で、目標の年間100万人を達成できそうだ。オープン化に興味を持っている企業も多い」（木村治社長）と話した。