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2025.10.06

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メッドホールディングス、野外研修の外部販売が好調 リピート率は95%超、大手も新人研修に

野外研修プログラムの様子

リフォーム訪販のメッドコミュニケーションズを傘下に持つメッドホールディングス(本社東京都、佐々木洋寧社長)の野外研修プログラムの外部販売が好調だ。年間40~50社が新規導入しており、リピート率は95%を超えるという。大手鉄道系企業や有名文具メーカーなども新人研修などに活用しているという。研修は参加者同士の絆を深め、チームビルディングを強化するもので、多くの企業がその効果を高く評価して行っている。
 
同プログラムは、メッドホールディングスが、日本研修ワークショップ協会(JOA、事務局山梨県、田中孝治代表)と連携して行っている。

同社によると、同プログラムの新規の申し込みのきっかけは、ウェブサイトなどからの問い合わせと口コミがほとんどだそうだ。

同プログラムが多くの企業に支持される最大の理由は、その高いリピート率にある。初回は新入社員向けに導入されることが多いが、研修の成果を見た幹部クラスが、「自分たちこそがやるべき」と感じ、中堅社員や管理職向けにも実施を希望するケースが多いという。

この「リピートの連鎖」が、安定した事業運営を支えているとしている。

この研修プログラムの鍵を握るのは、特定の講師の存在だ。講師は、参加者自身が研修で気づきを得て、自らを変革していくことを重視している。

講師は「先生」ではなく、あくまで参加者の可能性を引き出す「司会者」として機能するという。

2日間にわたるプログラムは、参加者が協力して課題をクリアする「体験型」で構成されている。

これにより、参加者は日常に埋もれていた「常識」から解放され、新たな視点を得るという。

研修の最後には、得られた「気づき」を「種」として日常に持ち帰るための目標をチームで設定する。

この取り組みの効果はデータにも表れており、研修に参加した300人中50%に当たる150人が、学んだことを5年間も実践し続けているという。

多くの企業研修が抱える「研修後の成果持続性の低さ」という課題を克服していることを示しているとしている。

研修は単にスキルを教えるだけでなく、参加者の「心の壁」を取り除くことを目的としているそうだ。

これにより、職場での人間関係が円滑になり、チームワークが向上。結果として、離職率の低下にもつながっているという。

本音で語り合える仲間の存在が、仕事への満足度を高めると語る。

この研修は、参加人数15~25人程度の少人数で行う。そのため、講師の目が届き、より深い人間関係の構築を促せるのだという。

大手企業だけでなく、社員数9人という中小企業が、全社員向けに導入した事例もあるという。

メッドホールディングスでは、この野外研修の他にも、企業の人材育成ニーズに幅広く応えている。企業の課題に合わせたSNSブランディングの研修を行ったり、映像制作の研修を提供したりしているという。

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