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2025.10.08

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IKホールディングス、SNS広告に本格参入 SNS投稿の再生数に応じて報酬を支払う仕組みを活用

ゲットポップの仕組み

IKホールディングスがSNS広告事業に本格参入する。10月17日に100%出資の子会社「株式会社getpop(ゲットポップ・仮称)」を設立し、新事業をスタートする。

同社は中期経営計画において「EC事業のシェア拡大」を成長戦略の柱に掲げており、今回の新規事業によりEC分野の拡大をさらに加速させる方針だ。これまでpowが運営してきた、SNSへの投稿再生数に応じて報酬が得られる「getpop事業」を新会社が承継する。

LINEで無料登録できる会員は現在約4000人。ユーザーは掲載企業の商品から好きなブランドを購入し、レシート画像を送信。その後、購入商品のPR動画をTikTokやInstagramに投稿すると、再生数に応じて報酬を受け取れる仕組みとなっている。1再生あたり0.3円が支払われ、3万回再生の場合は9000円の収入になる。


▲SNS戦略の課題を解決

企業側は、100万回再生を目標とする場合、1再生あたり1.5円のコストで150万円を支払うことで商品を掲載できる。
グループ会社のEC事業やテレビ通販を手がけるプライムダイレクト、さらに韓国コスメ事業のテストマーケティングなどに活用するほか、一般企業へのサービス提供も進める。

IKホールディングスの長野庄吾社長は、本紙の取材に対し「ゲットポップを社内に取り込むことでSNS関連の知見が蓄積され、グループ全体でのシナジー効果が見込める」と語った。

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