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2025.10.10

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【インタビュー】ナチュラリープラス 代表取締役社長兼NPUSA CEO 田嶋隆志氏、「若いリーダーたちが確実に育ち2%増を達成」

田嶋隆志氏


ナチュラリープラス(本社東京都)の2025年8月期決算の売上高は、前期比2%増になる見込みだ。田嶋隆志代表取締役社長兼NPUSA CEOに、増収の要因と今期(2026年8月期)のビジネス施策、海外の状況について聞いた。



──2025年8月期決算の売上高は、どのような見込みになるか。

前期比2%増になる見込みだ。私が社長に就任した際、デジタルプラットフォーム構想を打ち出し、IBO(インディペンデント・ビジネス・オーナー)制度を導入したほか、「NP fellow Training」によって若いリーダーたちが確実に育って、安定成長を牽引した。

──製品別の売り上げ構成比は。

「スーパー・ルテイン」ブランドが35.5%、「IZUMIO」が23.3%、「OLEMIO」3.5%、「スーパー・ユーグレナ パラミロンARX」8.7%、ビューティケア製品は13.5%、その他が8.4%だった。3月に発売した新製品「スーパー・リバイブ」が7.1%を占めた。
 
──「スーパー・リバイブ」は、初年度6万袋の販売を計画している。

順調だ。半年で2万袋以上売れている。目標の達成には向かっている。幹細胞に着目したサプリメントであり、産官学が連携した独自の成分「ヒフワンステム」が好評だ。

──ビューティケア製品において、「AURAGE BEAUTY TALK」をNP FAN’S TV FREE(無料配信)の特別番組として配信し、キャンペーンを実施した。

年2回実施した。タレントのあびる優さんと美容家のピカ子さんを招き、「オラージュ」の良さを伝えていくビューティトークで、毎回1億円以上の売り上げを計上している。化粧水・美容液の「リッチフォーミュラ」が人気だ。

──現在の総有効会員数と、月間の新規登録会員数の推移は。

有効会員数は10万人。新規会員数は月に2000人で推移している。30~40代の若い年代が増えた。美容やマッサージなどのサロンを経営する個人事業主の登録もすごく増えている。初スピリット達成者は、全世界で200人以上になりそうだ。サミット達成者は、台湾が好調で140人になる。

──新規登録会員数を増やすためのインセンティブプログラム「グローイング・トゥギャザー2025」の実施状況は。
 
達成者は138人だった。5月にマレーシアでツアーを実施した。2026年9月期も実施(9月から2月まで)し、インドネシアのバリを予定している。
 
──IBOのメンバーの達成者は前期は600人だった。2026年8月期は。
 
650人だ。ビジネス研修であるNPブートキャンプへの参加資格となっており、9月16日に滋賀県琵琶湖で1泊2日で実施する。
 
──公式アプリ「CONPUS(コンパス)」のダウンロード数は。

前年の2万6826からかなり増えて、3万3213となり、非常に人気だ。

──N selectionの利用状況は。

アクセス数が17万2256件、アフィリエイトのURL生成数は、4万3295件だ。昨年発売したプロテイン「promino」がもっとも多く売れて、全体の6割を占めた。ペットサプリ「しおDAS」のURL生成数が最多だった。

──カロテノイドの数値を測定するカチックチェッカーのレンタル数は。

400台以上で好調だ。計測回数の年間総計は約14万2000回で、最も多く計測した会員は、3000回だった。見込客を測定し、健康意識の浸透につながっている。

──NP FAN CLUBは6825人、NP FAN’S TVは7989人(24年8月時点)加入していたが、現時点では。

NP FAN CLUBは700人増の7520人、NP FAN’S TVが1000人以上増えて9112人、コンテンツ数は446に増えた。

──田嶋社長が実施している「NP fellow Training」は、リアルで3804人、オンラインでは1万8231人(2024年月期)だった。2025年8月期はどうだったか。

リアルでは3786人、オンラインが2万2039人だった。共通言語が浸透し、会社への安心感が高まっている。

──今期の戦略(ビジネス施策や製品施策)は。

前述したように、上半期は、NPブートキャンプとグローイング・トゥギャザー2026を実施する。下半期は各種クオリファイをめざした展開となる。また、「お得定期便」では、登録時一括払いだったが、毎月払いもできるようにした。12Mでの購入においては、製品2点のプレゼントが好評だ。新規会員による「お得定期便」の12M購入は、現在の6割から8割を目指す。製品購入継続率の向上を図っていきたい。
 
──今期の売上高の計画は。

2.2%増を計画している。
 
──海外展開について。

展開国は10カ国で、製品を愛用している国と地域は133だ。

──2024年度の売上高上位国は台湾、マレーシア、米国、シンガポール、インドネシアの順位だったが、25年度は。

変動はなかった。
 
──NPUSAの状況は。

5%減になりそうだ。ナショナルセールスマネージャーのウェンディ・リンダール体制にして方向性を固め、私も渡米して力を入れていきたい。

9月には、カナダのバンクーバーで、初セミナーを開催する。米国ワシントン州シアトルの会員が活動し、NPUSAのオペレーションで運営する。

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