米ライフバンテージ、マイクロバイオーム専門のラブバイオムを買収 腸内環境関連市場での成長を加速

健康・ウェルネス企業のライフバンテージは10月2日、マイクロバイオーム（腸内細菌叢）の健康ケアとウェルネスソリューションを手がけるラブバイオムの買収を完了したと発表した。これにより、腸の健康市場における事業拡大と、米国・台湾・欧州など主要市場でのリーチ拡大を図る。

ライフバンテージのスティーブ・ファイフ社長兼CEOは「ラブバイオムの革新的なソリューションと当社のアクティベーション技術を融合することで、事業成長を一段と加速させる」とコメントした。ラブバイオムのケリー・オルセン創業者兼CEOも「ライフバンテージの技術と報酬プランにより、より多くの消費者と起業家に健康を届けられる」と述べた。

ライフバンテージは、遺伝子の働きを栄養学的に活性化させる「ニュートリゲノミクス」の分野を開拓した企業で、主力の「プロタンダム」シリーズやコラーゲン、エナジードリンク、スキンケア製品などを展開。独立コンサルタントによる直販モデルで世界に広がっている。

今回の買収により、同社は「細胞レベルでの健康活性化」を掲げるビジネスの中核に、マイクロバイオーム領域を本格的に取り込む構えである。