ユニクロの2025年8月期における国内EC売上高は前期比11.2%増の1523億円となった。EC化率は同0.1㌽増の14.8%になった。店舗とECの活用において、「質の高い出店を継続すると同時に、ECの利便性を高め、店舗とEC一体の商売を推進していく」(塚越大介社長)と語った。
国内ユニクロ事業の売上高は、同10.1%増の1兆260億円だった。
国内ユニクロ事業の好調要因について、「気温に合わせて戦略的に商品を準備し、マーケティングの打ち出しと連動し
たことで、実需を捉えられた。スウェットやストレートジーンズなど、コア商品に今のシルエットやデザインを反映し、新しい需要を喚起できた」(ファーストリテイリング 取締役グループ上席執行役員CFO・岡﨑健氏)と語った。
ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は、「服の民主主義」という言葉で、「世界中の全ての人が上質な服を着る権利がある」と説明した。
さらに柳井氏は、「私たちの最大の強みは、世界中に店舗があること。加えて、世界で1億8000万人のアプリ会員の基盤があり、Eコマースサイトのアクセス数は年間50億回以上に上る。そこでお客さまから頂いた膨大な意見を活用し、商品やサービス、ビジネスモデルを革新している」と語った。
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