アクシージアは10月9日、中長期経営計画の説明会を開催、2030年7月期に、売上高250億円、営業利益率16%を目指す方針を示した。2026年7月期~2028年7月期の3カ年は、日本への投資強化を行うフェーズに位置付けるという。当面はリテールを重視しつつも、ECを含め多面的に販路の拡大を図るとしている。
同説明会では、2023年7月期~2025年7月期について振り返りつつ、2030年までの目標や成長戦略について説明した。2023年7月期~2025年7月期は、中国の市場環境の変化に伴い、戦略的に、売り上げ地域のポートフォリオの多様化に取り組んだという。
2025年7月期の売上高は、前期比10.5%増の134億7000万円だった。そのうち、中国の売上比率は前期比16ポイント減の72%と大幅に減少した。一方、日本の売上比率は前期比15ポイント増の25%となった。
2028年7月期は、売上高170億円、営業利益率10%を計画している。2029年7月期~2030年7月期では、日本における売り上げの大幅拡大を見込んでいるという。
5年後には中国の売上比率と日本の売上比率を同規模まで拡大。中国依存からの完全脱却を志向するという。2030年7月期は売上高250億円、営業利益率16%を目標とするとしている。2030年に向けた成長戦略としては、(1)中国市場の持続的成長(2)日本市場の飛躍的成長(3)第3市場(東南アジア・米国等)の基盤の確立(4)AI活用による収益構造転換(5)M&A・アライアンス活用─を掲げた。
今後の日本のEC市場では、利益率の高い自社ECを優先して強化するという。SNSから顧客を誘導し、リピート施策にも力を入れるそうだ。顧客との接点拡大のため、ECモールのさらなる出店も加速させる。
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