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2025.11.14

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りらいぶ、48万着を自主回収 「リライブシャツ」が薬機法に抵触か

りらいぶ、48万着を自主回収 「リライブシャツ」が薬機法に抵触

リカバリーウェアを展開するりらいぶ(本社宮城県、佐々木貴史社長)は11月5日、同社が販売していた「リライブシャツα」と「リライブスパッツα」の2製品について、「家庭用遠赤外線血行促進用衣の一般的名称の定義に合致しないことが確認された」として、自主回収を開始した。同商品の広告表示が、薬機法に抵触する可能性があったとみられる。

回収対象となる製品数は、約48万着に上るとしている。

回収の対象となった製品は、2024年2月から販売していた。一般医療機器(クラスI)として届け出ており、届け出番号は「04B3X10013000001」と「04B3X10013000002」だった。ブランド内の他の製品は対象外だとしている。

厚生労働省は2025年8月の事務連絡で、一般医療機器に当たる「家庭用遠赤外線血行促進用衣」について、質疑応答集を改訂し、「衣類の全体において遠赤外線を輻射する機能を有する製品ではなく、衣類の一部分のみにおいて遠赤外線を輻射する機能を有する製品や、当該機能を有するプリントやシール等を部分的に施した製品」は「定義に該当しない」と明記していた。

回収対象となった両製品は、プリント加工部のみが輻射機能を持つため、同社が「該当しない」と判断したという。

「リライブウェア」ブランドは2024年11月時点で、累計200万着を売り上げたことを発表していた。

タレントの出川哲郎を広告塔に起用し、ECでも展開していた。

「家庭用遠赤外線血行促進用衣」を扱う企業が複数参加している、(一社)ホームヘルス機器協会(事務局東京都)では、「当協会では23年に立ち上げた部会に、該当製品を販売する企業に参加してもらい、適正な表示ができるように勉強会を開催している。表示に不安がある企業には、ぜひ参加してもらいたい」(渡邊裕一専務理事)としている。

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