Amazon、「SP-API」有料化 販売事業者へは影響なし
Amazon(アマゾン)は2026年1月31日から、「SP-API」を有料化する。「SP-API」を使用するサードパーティー開発者は、サブスクリプションの料金として、年間1400ドル(約21万5000円)が発生する。料金変更は、サードパーティー開発者が該当で、「SP-API」を直接利用している出品者やベンダーには追加料金は発生しないとしている。
「SP(SellingPartner)-API」は、Amazon出品パートナーが注文、出荷、支払いなどのデータにプログラム上でアクセスできるようにするためのAPI。サードパーティーがAmazonのAPIを使って開発したアプリも多数存在している。
アマゾン専門コンサルティングを手掛けるアグザルファ(東京都)の比良益章社長は、「今回の有料化は、主にAmazonデータを活用する外部ツールに関わる領域での価格改定だ。今後の値上げの可能性もあるが、現時点でAmazonが提供する販売事業者向けのサービス料金の改定ではない」と話す。一方で、「外部ツールの値上げは避けられなくなり、ドル建て料金であることから円安による負担増も懸念される。結果として、外部ツールを利用する販売事業者にとっては、運用コストの上昇要因となり得るだろう」と話していた。
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