「SP(SellingPartner)-API」は、Amazon出品パートナーが注文、出荷、支払いなどのデータにプログラム上でアクセスできるようにするためのAPI。サードパーティーがAmazonのAPIを使って開発したアプリも多数存在している。
アマゾン専門コンサルティングを手掛けるアグザルファ(東京都)の比良益章社長は、「今回の有料化は、主にAmazonデータを活用する外部ツールに関わる領域での価格改定だ。今後の値上げの可能性もあるが、現時点でAmazonが提供する販売事業者向けのサービス料金の改定ではない」と話す。一方で、「外部ツールの値上げは避けられなくなり、ドル建て料金であることから円安による負担増も懸念される。結果として、外部ツールを利用する販売事業者にとっては、運用コストの上昇要因となり得るだろう」と話していた。
