化粧品訪販最大手のポーラ(本社東京都、小林琢磨社長)の2025年1-9月期(第3四半期)の訪販・サロン販売に当たる委託販売チャネルの売上高は、前年同期比4.7%減の394億6600万円だった。9月にリニューアルした最高峰ラインの「B・A」の、リニューアル前の買い控えが想定以上に発生したとしている。9月以降も、稼働が伸び悩んでいるとしている。
第3四半期は、委託販売チャネル、百貨店、ECのいずれのチャネルにおいても、減少トレンドにあったという。
ポーラ全体の売上高は、同3.4%減の659億9700万円、営業利益は同13.4%減の67億2000万円だった。
顧客単価は5.8%伸長したが、顧客数は7.7%減少した。
委託販売チャネルの国内店舗数は2502店舗となり、前年同期比で16店舗減少した。既存顧客向けのフォローを強化している反動から、新規顧客数が減少したとしている。
ビューティーディレクターの数や店舗数が減少していることについて、「打つべき手を打ち、一定の成果が見られた」(ポーラオルビスHD)としている。顧客構造に影響を与えないよう、社内で議論していくとしている。
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