事業の譲受は同社が新設する子会社で行う予定だ。松屋の総務部コーポレートコミュニケーション課は「デジタル人材を強化し百貨店のDXを推し進めていく」と狙いを話す。
松屋は百貨店事業を運営している。急回復しているインバウンドの売り上げ拡大に対応するだけでなく、DXに着手し、オムニチャネルサービスの提供開始に向け準備を進めている。
B4Fから事業を譲り受けることで、松屋グループのEC事業を拡充するとともに、デジタルに詳しい人材育成の強化にもつなげる。事業のデジタル化を推進し、百貨店ならではの最適な顧客体験の提供を目指していく。
事業譲受において発生する費用は公表していない。事業譲受の契約締結日は2024年2月中旬を予定しており、事業譲受期日は同4月下旬の見通しだという。