アスクル、物流委託先の情報も流出 「無印良品」「LOFT」にも影響

アスクルは11月14日、ランサムウェア攻撃により、グループ会社であるASKUL LOGISTの取引先企業の顧客情報が外部に流出した可能性があると発表した。取引先には「無印良品」や「LOFT」などがある。

取引先企業からASKUL LOGISTが委託を受けた物流業務に関する出荷・配送データの一部が流出した可能性があるという。対象となる情報は、取引先に顧客の配送先住所や氏名、電話番号、注文商品情報。メールアドレスやクレジットカード情報の委託は受けていないため、流出の可能性はないという。

11月14日時点で、流出した情報を悪用した被害の発生は確認されていないという。ただ、今後それらの情報を悪用した「着信」や「なりすまし・フィッシングメール（SMS）」、「ダイレクトメール（DM）」などが送付される恐れがあるため、注意を呼び掛けている。