「Oisix」の会員数は同0.6%増の36万887人で2期ぶりに前年同期を上回った。会員数は、2019年3月期の約20万人から2024年3月期に約40万人に増えたものの、直近2年は減少傾向だった。2026年3月期末に向けて増減しながら推移するとみている。
「Oisix」を中心に新規会員獲得のためのマーケティング費用がかさみ、利益率は悪化した。BtoCの中間期の売上高営業利益率は同1.3ポイント悪化し、7.6%だった。
会員1人当たりの月間購入金額は同5.4%増の1万2012円に上昇した。温めるだけの「デリOisix」のほか、「超ラクkit」といった時短のミールキットの販売が好調だった。下期も簡単に調理できるパターンのキットを拡充し、包丁やまな板を使わずに調理できるメニューを半数にまで増やす考えだ。
11月13日のオンライン説明会で高島宏平社長は「Oisixの会員数36万人を今期の目標に掲げていたが、中間期で目標に達した。来年度は大々的にプロモーションをやるためにも試行錯誤し、その良いプロモーションを見つけていきたい」と話した。
