化粧品のサロン販売を展開するシーボンの2025年4―9月期(中間期)の連結売上高は、前年同期比6.9%増の46億1001万円となった。前年同期は1196万円の赤字だった営業損失が、1億2532万円の黒字に転換した。新規顧客と既存顧客の売り上げの両方が伸長した。
同社は、中期経営計画の重点課題である「製品価値向上」「サロン価値向上」「新しい価値の創造」の三つを軸に再成長を図っている。
直営サロンでは、新規顧客の獲得とロイヤルカスタマー育成を継続強化した。展示会をはじめとするイベント集客が好調に進んだ。
「60th Anniversaryプロジェクト」の効果により、ウェブ広告や紹介来店が伸長した。新規顧客来店数は前年同期比10.9%増となった。
教育強化や新規顧客向けキャンペーン、接客優良スタッフ認定制度などが奏功。一人当たりの顧客の購入単価は、同4.6%上昇した。
契約率は3.9%向上し、新規顧客による売上高は20.6%増と大きく伸びたとしている。
一方、既存顧客は一部店舗での人員不足が影響し、継続数は横ばいとなった。
ロイヤルカスタマーが増加したことや電動洗顔ブラシ「シーボン ウォッシュリフト」の投入などにより、購入単価は5.9%増加。既存顧客による売上高は5.4%増加したとしている。
直営店舗の売上高は前年同期比6.6%増の43億6069万円となった。
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