セグメント別の業績は、主力の宅配事業「冷蔵」が前年同期比2.9%減の186億8000万円、営業利益は16.9%減の22億2000万円。配送員「まごころスタッフ」は前年同期比475人減の6015人、累計調理済み配食数は前期比2.5%減の2867万9000食だった。
9月に発売した1食税込450円の新商品「好い日の御膳」は、発売から1カ月で1日当たり2万食を突破した。満足できない場合の全額返金保証の解約率は0.35%にとどまっているという。2週目以降の注文率は80%に達しているとしている。12月末までに1日3万食の販売を計画する。
冷凍総菜の通販事業「宅食ダイレクト」の売上高は前年同期比38.6%増の12億4000万円、営業利益は前年同期の16倍となる1億6000万円だった。10月には新シリーズ「満足ディッシュ」を投入。下期だけで4億円の広告宣伝費を投下して冷凍通販事業の売上高を前期比17%増と計画している。
糖尿病などの食事管理が必要な人向けの弁当「ワタミdeおいしい健康」について清水邦晃副社長は「1日あたり3000~4000ほどの食数を届けている。大学と共同でエビデンス取得を進めており、取得できれば広告宣伝していきたい」と話した。
2026年3月期の宅食事業は1日28万食の販売を計画する。決算説明会で渡邉美樹会長兼社長は食数の減少について「インフレによって生活が厳しい利用者が多いと考え、広告宣伝をして低価格の戦略を進めたものの結果が出ていない。冷凍の通販についてはまだまだ伸びしろがある」と話した。
執行役員で宅食営業本部の森園啓司本部長は本紙の取材に「まごころスタッフは、待遇面で辞めてしまう人もいる。ただ、採用に力を注いでいることもあり2025年4月から人数は増加している。食数が増加傾向にあることから収入が安定してきたことが要因だろう」と話している。
