ツカモトコーポレーションの2025年4―9月期(中間期)におけるツカモト市田の和装事業は、着物の加工事業で百貨店との取り組み強化が奏功した一方で、不採算催事からの撤退を進めたため、売上高は前年同期比10.2%減の4億1700万円だった。営業損失は9400万円(前年同期は8400万円の営業損失)と悪化した。
健康・生活事業は、サウナ事業が堅調だったものの、主力のテレビ通販や家電量販店向けの販売が不振で、売上高は同3.2%減の12億4100万円だった。営業損失は、物流費や商品開発に係る経費がかさんだことから、1億8500万円(前年同期は1億7600万円の営業損失)に拡大した。
下半期について和装事業は、引き続き不採算催事からの撤退を進めて、事業全体として赤字縮小と収益性の改善を図る。きものの加工については、百貨店との取り組みを強化する。また、昨年開始した、3分で着られる「かんたん着物『YOUR』(ユア)」の拡販やインバウンド向け商材の展開で新規売り上げの創出を目指す。大阪市内の直営店のほか、ポップアップストアで接点を広げる。
健康・生活事業では、エイム事業部において、季節家電分野で秋冬物商材としてヒーターや加湿器など暖房器具の新たなモデルの投入を予定している。「ツカモトウェルネス」では、ウェアラブルサウナをはじめとする高機能商材を拡大する。フィットネスジム「エニタイム」へのECサイト展開も始めるなど新規取引先の開拓を進める。
アパレルの「ホームファニシング事業」は、オリジナルブランド「BIYOMA(ビヨーマ)」は、ECにおいてSNSを活用した新作商品の訴求を強化する。
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