アスクルは12月3日、法人向け通販サービス「ASKUL」において、ウェブサイトにおける一部商品の注文受け付けを再開した。10月19日にランサムウェア感染によるシステム障害が発覚し、通販サービスを休止していた。これまでFAX注文や一部サービスでのウェブ注文を再開していたが、今回、「ASKUL」のメインサイトでの注文受け付けを再開する。今後、順次、対応商品を拡大していくという。
アスクルは10月19日にランサムウェア感染によるシステム障害が発覚し、倉庫管理システム(WMS)を停止するとともに、法人・個人向け通販サービスの受注・出荷を停止していた。
サービスの再開を待つ顧客に一刻も早く、商品を届けようと、同29日からWMSを介さない、手運用による出荷トライアルを開始した。集中購買サービス「ソロエルアリーナ」では先行して、ウェブ注文の対応も一部、再開していた。
今回、12月3日の午前9時から「アスクルWebサイト」での注文受け付けを開始した。ウェブで注文を受け付けるが、出荷に関しては引き続き、WMSを介さない手運用で行うという。
ウェブ注文の対象商品について、アスクルから発送する商品は、コピーペーパーなどの消耗品約600アイテム(箱単位注文)、医療機器・衛生材料等メディカル品約500アイテム(単品注文)になる。メーカーなどから配送する商品(直送商品)については、全て対応する。
配送のリードタイムは、アスクルから発送する商品は3~7日が目安となる。メーカーなどから届ける直送商品はレジ画面の配達日の目安を参照するように案内している。配達の日時や場所の指定には対応していない。
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