ハルメク、アンバサダー施策開始 50代からの女性の声を届ける

国内最多の発行部数を誇る女性雑誌「ハルメク」を発行するハルメク（本社東京都、宮澤孝夫社長）は11月から、アンバサダープログラムを開始した。シニアマーケティングを支援するグループ会社のハルメク・エイジマーケティングと連携して運用する。SNSを通じて、50代からの女性の生の声を届け、同世代に共感を広げていく。

ハルメクのシンクタンクである「ハルメク生きかた上手研究所」が調査した結果によると、50代以上の女性によるSNSの利用が急速に拡大しているという。2025年にはSNSの利用率が41.5％を超え、2022年と比較して約1.75倍に増加した。さらに、50代の約9割、60代の約8割が「SNSをきっかけに商品を購入した経験がある」と回答した。

一方で、SNS上にはまだ50代以上の発信者が少なく、「自分と同じ世代のリアルな声に触れたい」という思いを持つユーザーは多く存在する。そこで、同世代に共感の輪を広げていくパートナーとしてハルメクが新しいSNS組織「HALMEK up アンバサダー」を始動アンバサダー組織「HALMEK upアンバサダー」を結成したという。

「HALMEK upアンバサダー」は、同社が運営する大人の女性に対して、気付きや人生後半のヒントを提供するウェブメディア「HALMEK up」のコンセプトに共感するメンバーで構成している。美容・料理・ライフスタイルなど多彩な分野で活躍する50代以上の女性の中から、特にSNSで発信力を持つ人を選抜した。


▲「HALMEK up」

今後はハルメクグループや企業と協働しながら、（1）「今日も明日も、楽しみになる」商品を実際に体験し、その魅力や使い心地を紹介（2）「HALMEK up」の記事・動画への登場、編集部との企画会議や座談会への参加（3）「HALMEK up」内のコンテンツ「HALMEK TV」への出演など、メディアを通じた発信活動─などに取り組んでいく。

アンバサダーが体感したリアルな声などを発信することで、顧客にとって購入の参考になる情報を届ける。