京都きもの友禅ホールディングスの2025年4-9月期(中間期)における連結売上高は、前年同期比13.2%増の30億3200万円と好調だった。
既存顧客を対象とした「一般呉服」は、顧客との接点強化や収益管理、休眠客復活のための施策といった積み重ねが引き続き奏功した。しかし、前期に実施した店舗網の見直しに伴い、受注高は前年同期比4.0%減だった。
「振袖」販売とレンタルは、重点施策であるデジタル広告に転換した成果が着実に表れており、来店客数は前年同期比、計画対比ともに大きく伸長した。また、店舗営業施策を連動させた新戦略が稼働したこともあり、振袖に関する受注高は前年同期比22.1%増となった。
利益面では、在庫構成の見直し、販売単価の適正化などを通じて、主要商材の原価率が改善。粗利益率は前年同期と比較して1.8ポイント上昇し60.3%となった。
不採算店舗の統廃合や広告・販促費の見直し、間接コストの最適化などの構造改革の効果もあり2018年3月期以来、第1四半期、第2四半期連続で営業黒字を達成した。
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