I-neは、組織の再編と「FP&A(財務計画・分析)」機能の確立を通じて、事業収益性の改善を目指した取り組みを行っており、その点が評価された。審査員の琴坂将広氏(慶應義塾大学教授)は、会計人材以外も活用する基盤を整備し、因果関係が見えやすい状態を実現した点を評価した。佐藤克宏氏(早稲田大学教授)は、経営管理の効率化と可視化を現場での事業改善に結びつけた点を評価した。石橋善一郎氏(千葉商科大学教授)は、グローバル企業の「FP&A」組織を日本企業で実践した点を高く評価した。
ログラスの布川友也氏は、テクノロジー導入を組織変革と一体化させた戦略性を評価し、営業利益率を10.6%に向上させた成果を称賛した。I-neのCFO、原義典氏は、「FP&A」組織の構築と活動が評価されたことを光栄に思うと述べ、持続的な事業成長にコミットしていくとした。

▲(左から)株式会社I-ne 経営管理本部本部長 杉江 徹郎氏 、取締役執行役員CFO 原 義典氏 、審査員長 琴坂 将広 氏
「経営管理DXアワード」は、会社・事業成長への貢献、経営分析の高度化、組織的な取り組み・浸透度、先進性・革新性の基準で評価される。I-neの取り組みは、テクノロジー、組織、人材、哲学が融合したモデルケースとして評価された。
I-neは、大阪市中央区に本社を置き、2007年に設立された。代表取締役は大西洋平氏で、東証プライムに上場している。主な取り扱いブランドには、「BOTANIST」「SALONIA」「YOLU」などがある。
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