このコラボレーションの背景には、2019年の九州特産および伝統産業のイベントでの出会いがある。両社はその後、工場見学を通じて交流を深め、2025年が両社のアニバーサリーイヤーであることが判明したことから、帯の制作プロジェクトが始動した。

▲「有田焼の美しい意匠を、帯として織り上げる」というプロジェクトが始動
帯のデザインは、「アリタポーセリンラボ」の松本社長が監修し、磁器の艶や色気を織物で表現することに挑んだ。新作帯は、経糸に銀の箔を糸状に切ったもの、緯糸に絹糸を使用する「佐賀錦」の技法を用いている。
デザインは「古伊万里草花紋」と「八重輪紋」の2種類がある。「古伊万里草花紋」は蝙蝠をモチーフにし、白磁をイメージした配色でモダンな印象を与える。「八重輪紋」は輪が幾重にも重なるデザインで、シャンパンゴールドとグレイッシュなトーンを組み合わせ、華やかさと落ち着きを両立させている。

▲佐賀錦「古伊万里草花紋(こいまりそうかもん)」

▲佐賀錦「八重輪紋(やえわもん)」
「アリタポーセリンラボ」は、1804年創業の有田焼の老舗窯元であり、モダンな有田焼ブランドとして国内外で高く評価されている。一方、「はかた匠工芸」は博多織の織元として、伝統技法に独自の感性を加えたものづくりを追求している。今回のコラボレーションは、九州の伝統が共鳴した出会いから生まれたものであり、両社の歴史と技術が融合した作品となっている。

▲はかた匠工芸
※本記事の制作にあたってAIを活用しています。
