ユーグレナ、「藻活」プロジェクト始動多業種11社で藻類の魅力発信

「藻活(もかつ)プロジェクト」が2025年12月11日に始動した。ユーグレナを含む11社が連携し、藻類の魅力を広く発信することを目的としている。このプロジェクトには、伊那食品工業、クロレラ工業、SARABiO温泉微生物研究所、サン・クロレラ、壮関、ニコニコのり、ピエトロ、フジッコ、丸井グループ、ラムラが参加している。

日本は古来より藻類を食文化に取り入れてきた。藻類は食物繊維やミネラル、必須アミノ酸を豊富に含むとされ、健康的な生活を支える理想的な食材とされている。健康寿命の延伸や生活習慣病予防が課題となる現代において、藻類の重要性が再認識されている。

藻類は、海藻や微細藻類など多岐にわたり、それぞれが異なる特徴を持つ。手軽に取り入れられることから、幅広い年齢層に支持されている。プロジェクトでは、藻類の多様性を生かし、日常生活に取り入れることで、より健康的な生活を提案する。

▲藻活®プロジェクト

▲藻活®プロジェクト

▲藻活®プロジェクト

▲藻活®プロジェクト

藻類は健康面だけでなく、環境面でも注目されている。生産効率が高く、「ブルーカーボン」として地球温暖化防止に貢献する素材だという。プロジェクトは、藻類の力を生かし、新たな価値を創出することを目指している。

12月11日に行われた発表会では、フリーアナウンサーの神田愛花が司会を務め、プロジェクトの概要が説明された。参加企業の代表者によるトークセッションや、藻類を使ったレシピの紹介が行われた。「藻活アドバイザー」の医師、石原新菜氏は、藻類の摂取タイミングや健康効果を高めるポイントについて説明した。

▲藻活®アドバイザー石原新菜先生（医師・イシハラクリニック副院長）

プロジェクトの詳細は、藻活情報発信サイト「藻活.jp」で確認できる。サイトでは、藻類を使ったレシピや、健康的で環境に優しいライフスタイルの提案が行われている。参画企業が販売する商品の一部には「藻活」マークが掲示される。消費者が安心して選べる目印となるという。

今後、「藻活メニュー」の販売や、小売店とのキャンペーンなどが展開される予定である。「ピエトロレストラン」では、2026年1月29日より「シーフードと海藻の和風サラダ」が提供される予定だ。