吉永安宏社長(右)と楽天グループの三木谷浩史会長兼社長(左)
楽天市場の有力店舗「くまもと風土」を運営していることで知られるローカル(本社熊本県、吉永安宏社長)は12月15日、東京証券取引所のTOKYO ProMarketに新規上場した。同社は、ECモールでの販売を主軸とした「DtoC」事業と、自治体のふるさと納税運営代行を担う「BtoG」事業の二つを軸とした独自のビジネスモデル「食のSPA(製造小売業)」を展開している。吉永社長は上場会見で、この「SPA」モデルを、熊本から全国へと展開することで、「地方から日本を元気にする」というミッションの実現を目指すと語った。
ローカルの25年3―8月期(中間期)の売上高は、36億1000万円、経常利益は1億9900万円だったという。前期は17カ月間の変則決算だったため、前期との比較はできないというが、月別では増収ペースで推移しているそうだ。
同社の最大の強みは、「地域資源を活用した企画開発」から、「生産者からの直接仕入れ」「自社工場での製造・加工」、「ECサイトを通じた販売」「顧客サポート」までを一貫して行う「食のSPA」モデルにあるという。
この垂直統合型の仕組みにより、同社は中間業者を排除し、コスト削減と品質管理の徹底を両立させているという。
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