CLOSE
CLOSE

2026.01.06

【新春通販インタビュー】パレンテ 吉田忠史代表取締役「「Snow Man』コラボで売上10倍」

吉田忠史代表取締役

コンタクトレンズEC「レンズアップル」を手がけるパレンテ(本社千葉県)は2025年4月、男性アイドルグループ「Snow Man(スノーマン)」を起用したマーケティング施策を実施した。これにより、オリジナルコンタクトブランド「Wave(ウェーブ)」の自社ECサイトにおける売上高が、約10倍となったという。いわゆる〝バズ〟による一時的な増収ではなく、顧客との継続的な関係構築につながっているという。同社は数量重視の価格競争から距離を取り、付加価値創出による成長路線へと、巧みに舵を切っているようだ。吉田忠史代表取締役に戦略と今後の展望を聞いた。


――今年を振り返ってほしい。

売上至上主義ではなく、「このモールで購入する価値」を提供するのが重要だと考えている。当社は未上場であることもあり、目先の売り上げにとらわれることなく、マーケットシェアの拡大やブランド戦略に重点を置くことができている。

一定の売り上げを保ちつつ、「アマゾンブラックフライデー」や「楽天お買い物マラソン」など、各プラットフォームのイベントにも上手く対応できたことも良かった。

――「Snow Man」のプロモーションによる影響はどうか。

オリジナルコンタクトブランド「Wave」に、「Snow Man」のメンバーの岩本さん、深澤さん、宮館さんを起用し、テレビCMやデジタル広告を展開した。実際に普段からコンタクトを着用している3人だ。

具体的な数字の公開は差し控えるが、このプロモーションにより、「Wave」の自社ECサイトの売上高は約10倍に伸びた。成長の大きな起点になったと感じている。

――具体的にどんなプロモーションだったのか。

テレビCMは関東圏で1カ月間放送した。ユーチューブでは、併せてディレクターズカット版やメイキング映像を公開し、テレビCMでは伝えきれない世界観を配信した。映像は彼らのダンスやアクションを生かしたストーリー仕立てになっており、その中に「Wave」のコンタクトが登場する。

「Wave」公式のユーチューブにて、2025年4月7日に公開したCM動画は、203万回再生されている。その後も継続してプロモーション映像を公開し、百万回以上再生されているものがいくつもある。

「Snow Man」のファンの間では、3人のセリフや映像の細部に新たな意味を見出し、考察が広がっていたりもする。それによって視聴が繰り替えされる傾向があるようだ。

――AIを活用した取り組みは。

現在、AIで生成したデジタルヒューマン「AIコンタクト社長」を活用した取り組みを進めている。今後は、OMO店舗における接客対応や、ユーチューブへの出演などを予定している。

「AIコンタクト社長」は、代表である私自身のビジュアルと声をベースに生成したAIアバターで、多言語対応が可能だ。インバウンド需要の高まりを見据え、OMO店舗では訪日客への接客を担う役割を想定している。

現在はコンタクトレンズに関する知識や商品特性を学習させており、「日本で一番コンタクトに詳しい社長」として、専門性を生かした接客を目指している。

ユーチューブでは、コンタクトに関する知識や情報を多言語で発信していく考えだ。検索を通じてコンタクトレンズに関心を持った人に対し、「AIコンタクト社長」が国や地域を問わず情報を届けられる点は新しく、ユニークな可能性だと考えている。

無料メールマガジン登録 人気の記事や編集部のおすすめ記事を配信
登録することで、個人情報保護方針に同意したものとみなされます。

タグ:

おすすめの記事

PICK UP