ヤクルト本社と東京都健康長寿医療センターは12月25日、群馬県中之条町に在住する高齢者を対象に、乳酸菌ラクチカゼイバチルス パラカゼイ シロタ株を含む乳製品の習慣的摂取と貧血発症リスクの関連を疫学的に調査し、結果を発表した。その結果、過去10年間にわたり当該乳製品を週3日以上摂取していた高齢者は、週3日未満の摂取者に比べ、貧血の発症リスクが有意に低いことが確認された。
調査は65歳から94歳の高齢者1424人を対象に実施し、過去10年以内に新たに貧血を発症したかどうかを後ろ向きに解析した。貧血発症率は、週3日以上摂取群で0.8%にとどまり、週3日未満摂取群の4.0%を大きく下回った。年齢や性別、BMI、喫煙・飲酒習慣などの要因を調整した多変量解析でも、週3日以上摂取群の発症リスクは有意に低下し、ハザード比は0.219であった。
高齢者では加齢に伴い貧血の有病率が高まり、約5人に1人が世界保健機関の定める基準を下回るとされる。貧血は心血管疾患や認知機能低下のリスクを高めることから、健康寿命の延伸に向けた重要課題である。今回の結果は、同乳製品の継続摂取が高齢者の貧血予防に寄与する可能性を示すものといえる。
本研究成果は、2025年11月10日付で学術誌Beneficial Microbesの電子版に掲載された。両者は今後も中之条町での調査を継続し、同乳製品の健康効果に関する新たな知見の蓄積を目指すとしている。
※本記事の制作にあたってAIを活用しています。
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