佐藤社長は冒頭のあいさつで「2024年は地固めの年、原点回帰の年にしたい。ピンチをチャンスに変えて、当社がさらに大きくなれるようにしていきたい」と話した。
2024年の事業方針では、仙台を含むグループ全19社がきちんと利益を出せる体質にすることを目標に掲げた。新規顧客の開拓をさらに進めるほか、販売員の確保をベースに据える。2月から3ヵ月間開催する「ベストオブベスト」で全ての顧客に商品を提案することを目指す。試食会用にオリジナルのパーティーセットを用意するほか、添加物に関する販売員向け勉強会も開催し、商品の優位性を伝える。
既存顧客の購入意欲を高めてもらうことを目的に、50~70代向けに調味料や簡単調理品などの新商品の開発を進める。
オリジナルの豚肉ブランド「4Xミート」が、ニューズウィーク日本版で「世の中の最先端をいく商品」(2023年11月20日電子版)として取り上げられたことを受け、「販売員の皆さまは自信を持ってお勧めしてもらいたい」と話した。
男性向けミールキット「Mens Startup Meal kit(メンズ・スタートアップ・ミールキット)」については、企業への提案を強化する。定年退職時や出産時のプレゼント品など福利厚生での活用を見込む。30代の独身世帯を対象に、10分で調理できる冷凍食品「Wise Days(ワイズ・デイズ」」は、重量や容量などを見直して刷新する。
発売から50周年となるサプリメント「ローヤルゼリー」については、全支店で販売員や顧客への提案を強化し、売り上げは前期比10%増を目指す。
オフィスで働く従業員向けに販売している常備型社食事業「Office Premium Frozen(オフィス・プレミアム・フローズン)」の導入企業件数が1200件に達したことを明らかにした。2024年の目標として2000件の導入を目指す。
販売員の獲得については、50~70代のアクティブシニア層に対象を広げて開拓するほか、男性も積極的に登用したい考えだ。「SLパートナー(仮称)」として、すでに男性の販売員(21~79歳)が31人在籍し活躍しているという。