ウェブマーケティングのシナブル(本社東京都、小林裕紀社長)は12月23日、ECサイトにおける商品検索と購入意欲の関係について調査を実施した。その結果、検索体験の悪さが購買行動に大きな影響を及ぼしている実態が明らかになった。
調査は、月1回以上ECサイトを利用する20~50代の男女1030人を対象に実施した。
調査によると、商品探索の手段として「検索窓でのキーワード検索」を利用する人は74.6%に達し、約9割が買い物の際に検索機能を使用しているという。
一方で、1回の検索で目的の商品にたどり着ける人は1割未満にとどまり、多くが複数回の再検索を余儀なくされている。
再検索の理由としては「期待した検索結果が出ない」「結果が多すぎて絞れない」といった回答が多く、検索精度や表示の分かりやすさに課題があることが浮き彫りとなった。
検索しても商品が見つからない、あるいは時間がかかる場合、約4割が「不便」、4人に1人が「イライラする」と感じており、約2割は他のECサイトを利用しようと考えると回答した。
実際、検索体験が悪かったことで購入を諦めた経験が「よくある」「たまにある」と答えた人は約6割に上り、検索機能の不備が売り上げの損失に直結している状況が示されたという。
さらに、目当ての商品が見つからなかった場合の行動としては、「他のECサイトを使う」が47.9%と最多となった。競合への顧客流出リスクも大きい。
ユーザーが理想とする検索体験は「目当ての商品がすぐに見つかる」ことであり、検索結果の最適化や絞り込み機能の強化が求められているとしている。