ZOZOの2025年4-12月期(第3四半期)の商品取扱高は、前年同期比9.1%増の5029億7200万円となり、過去最高を更新した。純第2四半期(2025年7-9月期)に残暑による急激な需要減退の影響を受けた。プロモーション施策を強化したものの、一部セール施策が想定を下回った。秋冬物の販売が軟調に推移したことにより、成長率は計画を下回った。
営業利益は同6.1%増の549億2100万円だった。配送委託先との条件改善による運賃低下や、物流拠点の効率化による人件費の抑制が寄与した。
ZOZOTOWN事業の取扱高は同4.1%増の3870億1500万円だった。アクティブ会員数は前四半期比31万人増の1211万人、年間購入者数は1280万人となった。ウェブ広告や友達紹介キャンペーン、休眠会員向け施策などが奏功し、購入者層が拡大した。一方で、セール販売比率の上昇により平均商品単価は4277円と同2.1%減少した。
同社は2025年4月に、英国のファッションECプラットフォーム「LYST(リスト)」を約231億円で買収した。2025年5月から連結対象となり、売上高は43億8400万円で、商品取扱高に占める割合は6.3%となった。成果報酬型モデルを採用する同社の事業運営については、今後どのような成長施策を打ち出すのか注目される。
韓国ブランドを集めた「Kファッションゾーン」を2025年11月に開設し、韓国最大級のファッションプラットフォーム 「MUSINSA(ムシンサ)」が出店した。
オープン時には約140ブランドの取り扱いだったが、12月末には215ブランドに拡大した。順調なスタートで、20代前半の女性ユーザーを中心に支持を集めている。
一方、「マルチサイズ」、「Made by ZOZO(メイドバイゾゾ)」、「キヤスク with ZOZO(ウィズゾゾ)」など、受注生産型の生産事業は、想定した需要を確保できず収益化が難しいと判断し、事業終了を決定。これに伴い、特別損失7億円を計上した。
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