松屋フーズは、メルカリが運営するBtoCプラットフォーム「メルカリShops」で、新規顧客獲得に成功している。従来、松屋フーズの顧客には少なかった女性客や若年層からの購入につながっている。戦略事業部外販グループマネージャーの吉留亜優佳氏は、「『超メルカリ市』をはじめとする、『メルカリShops』主催の大型イベントへのフルコミットが寄与している」と話す。
2021年8月のプレオープン時から参加し、その後、同10月から本格的に「メルカリShops」での運営に注力した。
「出店前から『メルカリ』内の二次流通を観察していたのだが、個人が当社の製品を販売していることを知っていた。つまり、公式ショップが中に入る前から、『メルカリ』内にはすでに『松屋の牛めし』を求める熱狂的な需要があった。それなら、私たちが公式ショップとして『安心・安全』を担保した上で、適切な価格で提供すれば必ず売れる。当時の担当者がそう判断し、メルカリさんへ直接お電話をしたのが始まりだ」(吉留氏)と振り返る。
2023年ごろから急速に売り上げが拡大した。大型イベントへ単に参加しているだけでなく、イベントに合わせて「限定福袋」を用意したり、タイムセールを提示したりした。「メルカリShops」が盛り上がるタイミングにリソースを集中したという。
「私たちが重視しているのは鮮度と比較。例えばタイムセールを行う際も、単一の商品を安くするのではなく、『15食セット』と『20食セット』で期間をずらして実施し、どちらの反応が良いかを常にテストしている。『メルカリShops』のUIは非常にシンプルだが、だからこそトップ画面に『セール中』のタイトルを設置したり、サムネイルにメルカリ特有の『お得感』を出す文字入れをしたりと、アプリの雰囲気になじませる工夫をしている」(同)と話す。
今後は、爆発力をさらに追求していくことを考えている。1日の売り上げを、もう一段階上の数百万円、数千万円単位へ引き上げるための「仕掛け」が必要だという。
「そのためには、『メルカリShops』内での話題性だけでなく、SNSや他メディアを巻き込んだ『メルカリで松屋を買う理由』の創出が必要だと考えている」(同)と展望を語る。
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