出版社のTO(ティーオー)ブックスは2月13日、東京証券取引所スタンダード市場に新規上場した。小説やコミックスの企画・出版からIP展開を推進し、顧客へのコンテンツ販売やグッズ物販まで一気通貫で行い、成長している。2025年4月期の売上高は94億2600万円まで拡大している。
同社は、企画・編集からアニメ化や商品化までを一体で手がける体制を強みに、メディアミックスでIP価値の向上を進めている。自社オンラインストアや公式Web漫画サイト「コロナEX」を運営しており、顧客に直接販売するチャネルを持っている点も特徴だ。
書籍・コミックスはアニメ化タイトルを中心に販売が堅調で、2025年5―10月期(中間期)の売上高は54億7400万円、営業利益は9億300万円となった。
昨年夏に放送が始まったテレビアニメ「水属性の魔法使い」が動画配信プラットフォームの12サイトでランキング1位を獲得するなど、売り上げへの貢献が期待できるIPも育っている。既刊タイトルもコミカライズやアニメ化の効果で販売が伸長しており、IP育成が着実に進んでいる。
2026年4月期の売上高は前期比13.1%増の106億6400万円を計画している。営業利益は同22.3%増の14億500万円、当期純利益は同24.8%増の9億6700万円を見込む。
同社は今後、メディアミックスの深化に加え、他社IPの展開にも注力し、収益源の多角化とファンとの接点拡大を進める方針だ。
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