化粧品や健康食品の通販を展開するビタブリッドジャパン(本社東京都、大塚博史社長)は4月2日、東証グロース市場に新規上場する。2月27日に上場が承認された。新規上場に伴う有価証券報告書によると、ビタブリッドジャパンの2025年2月期の売上高は、前期比7.2%増の126億2200万円だった。
同社は、東証プライム上場で、PR大手のベクトルの子会社として14年に設立された。独自の特許技術を用いた化粧品「ビタブリッドC」シリーズや、食事の糖や脂肪の吸収を抑える機能性表示食品「ターミナリアファースト」を主力とするD2Cプロデュースカンパニーだ。
2025年2月期の業績は、売上高は過去最高を更新した一方、利益面では苦戦を強いられたという。
営業利益は前期比29.8%減の7億円となった。2024年3月に他社製品で発生した「紅麹問題」の余波を受け、サプリメント市場全体で消費者の買い控えが発生したことや、それに伴う広告宣伝活動の抑制が響いたためだとしている。
同社の売上高の約75%を「ターミナリアファースト」という単一ブランドが占めており、特定商品への依存度が高いという。
販売チャネルは自社ECサイトを主軸とした「リピート通販モデル」を採用しており、安定的なストック収益の積み上げを図っている。
今後は、主力商品の機能性追加による「垂直展開」に加え、オンライン診療プラットフォーム「サステナオンラインクリニック」といった新領域への「水平展開」を加速させる。
独自開発のマーケティングシステム「スマート蓄積型D2Cエンジン」を駆使し、不確実性の高い通販市場において持続的な成長再現性を追求する構えだ。
