この研究の背景には、1970年代の女性の社会進出に伴う多機能化粧品の需要がある。ナリス化粧品は1980年に「ダブルクレンジング」と呼ばれる洗顔料を発売し、その後もメイクの持続力向上に対応するための開発を続けてきた。洗浄力を高めると肌の潤いも失われるため、保湿と洗浄の両立は難しい課題であった。

▲検討した高分子
今回の研究では、「コアセルベート」という技術を洗顔料に応用した。この技術は、保湿成分である高分子と洗浄成分である活性剤が絡み合った複合体で、洗浄料が水で希釈される際に生成される。ナリス化粧品は、複数の高分子と活性剤の組み合わせを探り、コアセルベートが生成される組み合わせを見つけた。さらに、クレンジング力を向上させる成分にコアセルベート生成促進効果を発見し、クレンジング力と保湿感の両方を大幅に向上させることに成功したという。

▲泡立てた研究品が消泡することなくメイク汚れを自発的に吸い上げている様子
新処方の洗顔料は、使用前と使用後30分までの角質水分量と経皮水分蒸散量の変化を確認したところ、従来の「ダブルクレンジングフォーム」と比較して改善されており、洗浄後の保湿感が保たれているとされている。

▲経皮水分蒸散量の変化
ナリス化粧品は、今後も多機能化粧品の研究を進め、忙しい人々をサポートする製品の開発に努めるとしている。
※本記事の制作にあたってAIを活用しています。
