QUALIA(クオリア、本社大阪府、神農晶社長)の業績が好調だ。2025年11月期における売上高は前期比25.6%増の54億円で、累計会員数は10万人を超えた。2026年11月期の予想売上高は前期比30%増の70億円を見込んでいる。サプリメントの販売が全売上の約6割以上を占めており、既存会員によるリピート購入が好業績を下支えしている。神農社長に好調な業績の背景や2026年11月期の事業戦略について聞いた。
──2025年11月期の業績が好調だった。売上高は前期比25.6%増の54億円だった。累計登録会員は10万人を超えた。同業他社で20~30年のキャリアを積んだ50代以上のリーダーの入会が組織拡大をけん引した。
成長している背景については、当社の役員を含めてトップリーダーによるリクルート力が大きい。不安や疑問を持たれるようなことは一切せず、会員に100%信頼される行動をとるように伝えており、それを実行した結果だと思う。
若いリーダーが着実に育っている印象だ。そうした動きに影響を受けて、周囲のメンバーも成長のために努力するという連鎖が組織の拡大につながっている。リーダーもその地位にあぐらをかかずに、率先してリクルート活動に励んでいる姿勢を見せることも刺激になっている。
成長する組織の足を他の組織のリーダーが足を引っ張ってしまうことはよくあること。当社の場合は、リーダーがその事実を素直に受け入れて、何が足りないのかをどん欲に学んで、自らが成長しつつ、組織にどう生かすかを考える風土がある。
──毎年会員の代表である「ボードメンバー」を入れ替えている。ダイヤモンド以上のリーダーで構成するボードメンバー会議は月1回開催しており、今年から東京と大阪で交互に行っている。
業務で改善して欲しいことは、現場に近いリーダーでないと把握できない。現場の最前線で新規登録に携わっているリーダーの声を多く聞きたいと考え、毎年少しずつメンバーを入れ替えている。
ミーティングで提言された改善点を社内にフィードバックすることで、より会員が活動しやすいようにしている。
──サプリメントの販売状況については?NMNを配合したサプリメント「Rejucal Diosa(リジュカル・ディオーサ)」が最も売れている。
2025年5月に発売した完全栄養食をテーマにしたサプリメント「Compnourish(コンプナリッシュ)」はすでに定番になっていて、既存会員のリピートも順調に増えている。新規登録のきっかけにもなりつつある。
NMNは多くのメディアで取り上げられたり、店頭や通販でも売られているので、認知度は高まっているため説明がそれほど必要ない。営業支援ツールも用意しておらず、各リーダーがチームごとで販売スキルを高めている。
会社が販促ツールを用意するのではなく、会員が主体的に試行錯誤しながら作ることでスキルアップにもつながる。内容については、コンプライアンスを担保できるような体制を構築している。
──セット販売で製品との接点を広げている。継続購入する愛用者に貢献しているのが、サプリメントや美容液を組み合わせて購入できる9パターンのセット販売だ。1万ポイントの購入を4カ月続けると、5カ月目に全製品を半額で購入できる「Qセール」制度を設けている。会員の「マイページ」にこの制度を表示することで、リピート率の向上につなげている。
──既存会員向けのサービスも拡充する。会員向けのサービス拡充の一環として、オリジナルのクレジットカード「Qカード」を年内に発行する。
製品の購入金額に基づいて、1Reward=1円として希望する製品を会員価格で交換できるようにする。
「Qカード」を使用すると、送料が半額になり、購入金額の1%が「Q-Reward」として付与される「一般カード」と、さらにグレードの高い「ダイヤモンドカード」は送料無料に加え、購入金額の2%の「Q-Reward」を付与する。
自社のクレジットカードを発行することで、会社の信用が高まることを期待したい。
──ブラジル事業については?今夏をめどに、グランドオープンする計画だ。現在、製品について政府の許可を得るための申請を行っており、ブラジル国内の倉庫から発送するOTGに切り替える。
ブラジル国内では、NBが富裕層を中心に広がりをみせている。会員のなかには、数千人のフォロワーを持つインフルエンサーもおり、組織の拡大に期待している。
──2026年11月期の事業計画については?2025年12月―2026年2月期(第1四半期)は前年同期比40%増で、登録会員数も11万人を超えてきた。このペースを維持し、2026年11月期は売上高で前期比30%増の70億円、14万人の登録会員を目指していきたい。