ペレ・グレイス(本社東京都、佐藤知己社長)の2026年のテーマは「Live as OHANA~仲間と支えあい、共に歩む~」。創業20周年を迎え、改めて企業理念を浸透させて、今後の成長につなげるのが狙いだ。トレーニングを通じて説明力を高めることを目指す。佐藤社長に2026年3月期の業績見通しと27年3月期の事業の方向性について聞いた。
──2026年3月期の業績見通しについては?主力のサプリメント「スキンエリクサー」が好調だ。昨秋から、新たなリーダー格になるグループとの接点も広がってきた。新規会員登録する人の中には、ネットワークビジネス(NB)未経験で、事業を経営している人も多く、コロナ禍に新たなビジネスの柱として当社のビジネスに参画する人も増えている。
取扱製品が増えてきたことを背景に、コンプライアンスを留意した上で、ビジネス志向の会員を中心に複数ポジションで登録することが増えてきた。40代の比較的若い年代のタイトル昇格者が出てきており、顧客単価も上昇傾向にあることから、2026年3月期は増収となる見通しだ。
──2026年のテーマを「Live as OHANA~仲間と支えあい、共に歩む~」に決めた。狙いについて聞きたい。創業20周年を機に、原点に立ち返るという意味合いが大きい。当社は経営理念として「愛」「情熱」「感謝」「潤い」を掲げている。当社に関わる人たちが幸せな生活を送ることができる原点に立ち返りたいという思いがあった。
20年間事業を行っていれば、良い面もあるし、悪い面も出てきている。本社と会員の皆さまが改めて「OHANA」の精神に立ち返り、互いの違いを認め合い、多様な価値観を認められるようになりたい。毎年テーマを掲げるようになって、意識の変化も感じ、常に経営理念に立ち返る合言葉として取り組んでいることに手応えを感じている。
──会員向けのトレーニングに力を入れている。トレーニングを通じて、ビジネスマインドの醸成に手応えを感じている。美容液「マヒナ」一つで創業した20年前は、先の未来まで考えることができなかったが、今は独自の原料を開発するなど、製品の可能性や20年30年を見据えた事業展開を想定できるようになった。未来への見通しに期待して参画してくれる人も増えてきた。昨年は「マヒナ」の普及を目指し、会員が行うスキンケア体験会「手洗い会」に改めて力を注いだ。創業から実施している「手洗い会」の基本を再度徹底してもらうことで、製品の愛用者づくりにつなげることがこのビジネスで重要だと感じている。
──健康食品市場の見通しについては?会員の皆さまに聞くとサプリメント「エリクサー」への期待感が高い。会員だけではなく、家族にも勧めたいという声も多くいただいている。「エリクサー」をきっかけに当社を知ってもらい、美容液「マヒナ」を購入するケースも増えてきた。「エリクサー」がなければ接点を持つことができない会員もいて、6年前に販売して良かった。25年10月には、「エリクサー」の上位モデルの「スキンエリクサープラス」を刷新して、さらなる製品力の強みを訴えていきたい。
──2027年3月期の方向性については?社内的な売り上げ目標はあるが、会員にコミットする数字は公表していない。数字が先行して現場が数字にとらわれることは避けたい。当社に関わる会員は、それぞれ異なった目的で活動している。本社やリーダーが何かを押し付ける形ではなく、会員が楽しんで活動できる環境を整えたい。当社の理念に沿った形で組織づくりを進めて、健全な形で結果的に成長できるようにしたい。