ニナファームジャポン(本社東京都、ベジット・イディアス会長)は、2026年3月期売上高を3期ぶりの100億円達成を目指している。2026年3月期は、期初からすべての月で前年同月を上回っており、新たなトレーニングを始めるなど次の成長を見据えた動きを加速させている。また、4月には「19周年アニバーサリー」が開催される。ベジット・イディアス会長に2026年3月期の業績見通しと今後の事業展開について聞いた。
──2026年3月期の業績見通しについては?円安と物価高による影響があったものの、リーダーを中心に組織をけん引してくれたことに加えて、大阪・関西万博でゴールドパートナーを務めるフランス・ニナファームが、フランスパビリオンに出展したことも会員のモチベーションにつながった。
フランスパビリオンの常設展示エリア「ミラクルガーデン」には、誰もが百寿者を目指せる健康長寿の未来を象徴し「永遠の若さの樹―ゼウス」と呼ばれる千寿オリーブの樹を展示し、会員が身近に触れることができた。パビリオンでは、スペシャルイベントを開催した。フランス・ニナファームのマイクロバイオータ研究の「高山・砂漠・海洋・宇宙」をテーマに計4回開き、業界の第一人者に登壇してもらい、合わせて600人の会員が参加した。ニナファームブランドの認知を高めることにつながり、会員のロイヤリティーにつながった。
2026年3月期は、期初からすべての月で前年同月を上回っており、通期で3期ぶりとなる100億円を回復できる見通しだ。
──オリジナルのクレジットカード「NINAPHARM CARD(ニナファームカード)」の機能を強化している。クレジットカードの会員が順調に増えている。国際ブランドが付いており、一般の小売店などでも使用できるほか、付与されたポイントでニナファームジャポンの製品購入時に利用可能となる業界初の取り組みで「ニナファーム経済圏」の構築を目指している。2年目以降は会費収入が収益として期待できる。会員向け福利厚生サービスの導入を進めており、電子書籍の販売などコンテンツを追加して、会員のメリットを充実させていく。
──会員向けの有資格制度「スキンケアコーディネーター(以下SC)」を刷新した。ベースは同じだが、オンラインで動画を活用しながら、時間と場所を選ばず学べるようにした。試験内容についても、知識を深めるというよりも、より自信を持って提案できるようなスキルを習得できる内容に刷新した。
現場のSCが、地域のサロン「プラッス・ドゥ・ニナ」を活用して、製品のブランドチェンジに重要な役割を果たしている。
──ピンレベル別のトレーニングについても改善している。ピンレベル別のトレーニング「ラピス・サファイヤトレーニング(LST)」は2月から、ワンランク下のタイトルである「クリスタル」を対象にした「クリスタル・ラピス」研修に改める。誰もが取り組めるビジネススキームを提供して、ネットワークビジネス初心者の人がビジネスの入り口である「クリスタル」にチャレンジできる環境を整えていく。ビジネスの現場でより再現性の高い仕組みを学んでもらうことが狙いだ。提案過程で、あいまいになっている課題についてトレーニングを通じて言語化していく。クリスタルになった会員が熱意のあるうちに、次の提案ができるようになれば、新規会員が増えていくだろう。
──今後の健康食品業界の見通しについては?健康食品市場は、大手企業も参入しており、健康食品がより身近なものになってきている。当社は「第4の食事」というコンセプトを掲げており、日常の食事に加えてサプリメントが現代の食習慣として自然に定着していくことを目指したい。フランス・ニナファーム社における高い品質力と製品開発力が大きな強みであり、差別化されている。近年は、マイクロバイオータ研究の「高山・砂漠・海洋・宇宙」をテーマに、AIを活用した成分開発に取り組んでいる。高品質のサプリメントとスキンケアで会員のリクルート支援につなげていきたい。