化粧品「Yunth(ユンス)などを展開するAiロボティクスは4月1日、サロン向け化粧品卸大手のBJC(本社福岡県、山本将孝社長)の全株式を取得し、完全子会社化した。同社では、27年3月期を目途に、卸による店頭販売の売り上げを、全社売り上げの8割に占めることも明らかにした。BJCを子会社化したことにより、同社の店頭への流通強化は、現実路線となったといえそうだ。
BJCは、ヘアサロンやエステサロンへの卸に強い販売会社だ。国内約4万カ所のサロンへ展開している。
主力のまつげ美容液「Lashaddict(ラッシュアディクト)」は、ブランドシェアで3年連続1位となり、累計販売本数は499万本を突破している。「Lashaddict」の売り上げは50億円程度とみられる。
天然微細針を配合した「SPICARE(スピケア)」シリーズのファンデーションも累計588万個を売り上げる好調だ。
BJCは2025年10月、東証グロース市場への上場が承認されていた。BJCの2025年10月期の売上高は、前期比4.1%増の108億8500万円だった。営業利益は72.4%増の30億7100万円だった。
Aiロボティクスはこれまで、AIが広告のクリエーティブ制作・広告運用・CRMまでを自動で効率化するシステム「SELL(セル)」を使って、ECの売り上げを急成長させてきた。同社の龍川誠社長によると、現在は、「SELL」を店頭のPOSデータと連携させることにより、店頭別・地域別に効率的な商品展開を可能にしているという。
通販の売り上げ規模を維持したまま、店頭販売の流通規模を大幅に拡大させる見込みだ。
続きを読むには会員登録
(無料)が必要です。
会員登録していただくと、すべての記事が制限なく閲覧でき、
著者フォローや記事の保存機能など、便利な機能がご利用いただけます。