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2026.04.08

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【インタビュー 】ヤマノビューティメイトグループ 山野幹夫社長「『琥珀の科学』と『サロン再生』」

山野幹夫氏


化粧品のサロン販売を展開するヤマノビューティメイトグループ(本社東京都)は、1925年に創業者の山野愛子氏が最初に「松の家」を創業してから100周年を迎えた。美道五原則に基づき、「どろんこ美容」と「琥珀美容」で日本のエステティック業界を牽引してきた。大きな節目迎えた今、食品素材としての「琥珀」に「筋力増強」という機能性を見出したという。2027年にも商品化し、機能性表示食品化を目指して研究を重ねていくという。2026年3月には、「サロン活性化プロジェクト」をまとめた。エステに「植物性エクソソーム×琥珀エキス」を取り入れ、効果が高く、植物性にこだわったエステ技術の提供を行っていくという。同社の山野幹夫社長に、戦略について話を聞いた。



琥珀研究の新たな挑戦


──近年、健康食品分野における「琥珀」の展開が加速している。現在の研究状況を教えてほしい。

われわれが最も注力しているのは、琥珀の未知なる可能性の解明だ。近年、筑波大学との共同研究により、琥珀の抽出成分に「筋力強化」の効果があることを見出した。

これは世界でも類を見ない発見だ。機能性表示食品として届け出するという高いビジョンを掲げ、2023年からは岩手大学と共同で研究を深化させている。

──琥珀の「筋力」への作用は、どのようなターゲットを想定しているのか?

超高齢社会において「健康寿命」をいかに延ばすかは国家レベルの課題だ。足腰や顎の筋力の衰えに悩む高齢者はもちろん、パフォーマンス向上を目指すアスリートまで、幅広いニーズがある。

琥珀は約5000万年前の樹液が化石化したもので、副作用のない自然由来の成分だ。自然由来の成分から、「病院に行く手前で、自然の力で体をキープする」という価値を提供したい。

──製品化のスケジュールは?

当社には、大手飲料メーカーで、機能性表示が可能なさまざま原料の開発に携わってきた役員がおり、研究開発の指揮をとっている。2027年には新商品を投入し、2030~2032年頃には、機能性表示食品としての届け出を目指す計画だ。


「再生エステ」と植物エクソソーム


──現在展開している「サロン活性化プロジェクト」について知りたい。

コロナ禍を経て、ヤマノのサロンを一段上の成長へ導くための武器が必要だ。その第2弾として、今年3月からスタートしたのが「再生エステ」だ。美容業界で注目されている「エクソソーム」を、ヤマノ独自の視点で取り入れた。

安全性と植物由来へのこだわりを踏まえ、最新の「ブドウ由来エクソソーム」を採用した。これにわれわれの特許技術である「琥珀」を掛け合わせた新成分「琥珀ソーム」を開発した。

このダブルパワーを用いた再生エステは、顧客から非常に高い評価を得ており、新規客の獲得にも大きく寄与している。

ヤマノの伝統である「泥と琥珀」に、最新のバイオテクノロジーを融合させた。独自の技術と、独自成分を用いた商品の両輪があってこそ、競合他社には真似できない価値が生まれる。

この「再生エステ」を皮切りに、今夏には創業100周年を記念した「100年洗顔エステ」も投入する。大きな起爆剤としたい。


トータルビューティーの仕組み化


──健康食品とエステの融合について、今後の課題は?

われわれのサロンでは、高い技術力を持つ代理店は、脂肪の減少や免疫力の維持など若年層のニーズを的確に捉えて成果を出している。
 
私自身が、全国を回り、技術や産学などの基礎教育、新たな集客の仕組みまでを徹底的に見直す「新教育支援カリキュラム」の再構築を進めている。

当社は、自然の力を科学し、健康寿命を延ばす。サロンという場所を通じて、地域の人々に寄り添い続ける。100周年という節目は、あくまで通過点に過ぎない。

伝統を重んじつつ、常に最新の技術×研究を取り入れ、トータルビューティーの未来を切り拓いていく。

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