若年層向け新ブランドがけん引
同社はこれまで、ミドル~シニア世代がボリューム顧客層の「ソワーニュ」「ソワーニュ フィエルテ」の2大ブランドを軸に展開してきた。
これに対し、約1年前から「未来の顧客層」である10~20代の獲得を目指し、中価格帯の新スキンケアライン「ソワンクラージュ」を投入。洗顔料税込3850円など、サロン品質を維持しつつ若年層が手に取りやすい価格設定とした。
この戦略は、現場のサロンにおいて「親から子へ」といった紹介を通じた新規客獲得に直結した。
特筆すべきは、既存の主力ブランドの顧客が安価な新ラインへ流れることなく、純粋に新しい客層が上乗せされた点だ。
ブランド別の顧客分布でも狙い通りの若年層が定着しており、同社の顧客基盤は劇的に若返りを見せている。
「腸活・ビタミンC」で内外美容
顧客数の拡大に合わせ、同社が注力しているのがサプリメントによる「内外美容」の提案だ。
昨年発売した顆粒タイプの「ピュアブライトネス C(ビタミンC配合)」と「ラクトチャージ(乳酸菌配合)」は、初回出荷数が同社サプリメント史上最多を記録した。
リピート率も70%と非常に高いという。

▲「PureBrightnessC」と「LactCharge」
これらの製品は、持ち運びを意識したポップなパッケージデザインを採用し、トレンドである「腸活」や「紫外線対策」をコンセプトに、若年層のライフスタイルに浸透。
サロンでのプロによるお手入れ、日々の丁寧なホームケア、そしてサプリメントによるインナーケア。これら三つの視点から肌を捉えるアプローチが、対面販売ならではの丁寧なカウンセリングを通じて顧客に支持されている。
代理店の意識変革と横展開
売り上げ倍増の背景には、販売現場である代理店の意識改革もある。
岡山の代理店では、サプリメントのシェアを「伸びしろ」と捉え、研修頻度を従来の年1回から3カ月に1回へと引き上げた。
岡山の代理店では、スタッフ自身が飲用して効果を実感しているという。手作りのポップを展開したり、顧客を集めたイベントでクイズを用いて分かりやすく伝えたりすることにより、サプリメントの売り上げが前年比3・7倍にまで急増したサロンもあるという。
CPコスメティクスは、この成功事例を全国のサロンへ波及させる考えだ。エステ施術を通じたパーソナルなコミュニケーションという強みを活かし、一人一人の生活習慣に寄り添った飲用提案を継続することで、2年目以降のさらなる飛躍を目指す。
