ナリス化粧品は、1937年にふきとり化粧水「ナリス コンク」を発売して以来、角層研究を続けてきた。同社は、角層剥離に関与するタンパク質の変化を研究し、20年に国際学会「IFSCC Congress」で発表した。この研究では、角層細胞の接着因子「DSG1」が糖化・カルボニル化・ニトロ化されると、分解酵素による接着因子の分解が抑制されることを確認した。この結果、角層剥離が正常に行われず、角層の肥厚が生じる可能性があることが示唆された。
この問題を解決するため、ナリス化粧品は「オトメユリ」と「タラゴン」を見出した。これらの成分は、角層剥離を正常化し、ふきとり化粧水の効果を高めるとされている。

▲「タラゴン」
ナリス化粧品の研究開発部門は、角層およびふきとり化粧水の研究を最重点分野としており、成分開発や感性価値、製造技術などの研究を行っている。
同社の研究プロジェクトの主要メンバーである森田哲史氏は、今回の特許登録成分を「白花豆エキス」と組み合わせることにより、ふきとり化粧水の効果をさらに引き上げることができると話している。
